はじめは母乳やミルクしか飲まない赤ちゃんも、成長するにつれてご飯を食べる練習をするために離乳食を食べるようになります。
初めて子育てをする方は離乳食をいつからどのように始めたら良いのか、不安もあると思います。赤ちゃんの成長には個人差があるので、様子をみて進めますが、大体の目安が分からないと進めるにすすめられませんよね。
そこで今回は、離乳食を開始するのはいつ頃なのか、開始のサインなどについてまとめました。
離乳食はいつから?
離乳食開始時期は、一般的に生後5、6か月頃とされています。実際には、生後6か月頃から開始している方が多く、最近では、医師も生後6か月からのスタートをすすめている方が多いようです。
離乳食を開始する時期の月齢はあくまでも目安です。いつから開始するかは、赤ちゃんからの開始のサインを見ておくことが大切です。赤ちゃんの発達には個人差があるので、あまり早く始めすぎると食べてくれないこともありますので、赤ちゃんの様子をみて判断してください。
赤ちゃんの離乳食開始の3つの条件
1、生後5か月を過ぎている
体が大きな赤ちゃんでも、内臓の動きが体の大きさに比例しているわけではありません。5か月をすぎると、消化器官などの準備も整ってくるのでそれより早く開始するのはやめましょう。
2、首がしっかりすわっている
首がすわっていないと、安定して姿勢で食事をすることができません。首がダランとせずにしっかりしていればすわっているといえるでしょう。
3、支えるとお座りができる
支えるとお座りができたり、バンボや赤ちゃん用の椅子に座れるようになったら。寝たまま食事はできませんので、座らせて食べさせてあげるためです。
赤ちゃんからの離乳食開始のサイン
・食べ物を見ると口をモグモグさせるようになる
・スプーンを口に入れても押し出すことが少なくなった
・よだれの量が増えてきた
すべてのサインが出ていなくても、開始しても大丈夫です。赤ちゃんの様子をみて始めてください。
はじめに食べさせるものは?
育児書などには「離乳食の開始は、10倍がゆをペースト状にしたものから与える」とよく書かれています。これは、お米はアレルギーがほとんどないということと、日本人であればこの先ずっと食べていくものであるということがあります。
10倍がゆのペーストは消化の負担も少なく刺激もないので、初めての離乳食には良い食材だと思います。
はじめに甘い果物などに慣れてしまうとお米を食べなくなってしまうかもしれないので、始めはお米を与えることをオススメします。はじめはおかゆひとさじから与え、おかゆに慣れてきたら、野菜のペーストをあげるようにして食べられるものを少しずつ増やしていきましょう。
離乳食を進める上で注意すること
新しい食材を与える時は必ず1品にする
新しい食材を食べさせる時は、アレルギーが発生した時に何に反応したのかがわかるように、1品ずつ与えるようにしましょう。また、食べさせる時間も、万が一のことを考えて、病院が開いている時間に合わせるようにします。新しい食材を与える時は、平日の午前中が良いと思います。
嫌がる時は無理に食べさせない
今まで母乳やミルクしか飲んでいなかったので、それ以外のものにはまだ慣れていません。嫌がって食べたがらない日もあると思いますが、そのような日は少しお休みして様子をみてあげてください。
はじめの頃は、飲み込むことに慣れるための離乳食なので、栄養は母乳やミルクからしっかりとれています。無理強いせずに、ゆっくり進めてあげてください。