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赤ちゃんの安全対策

タバコが赤ちゃんに与える影響とは?

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赤ちゃんにタバコは良くないとはわかっていても、禁煙できずにタバコを吸っている方がいるようです。また、ママは吸わないけど、他の家族がタバコを吸っているという家庭もあると思います。

どうして赤ちゃんにとってタバコが良くないのかご存知でしょうか?
煙だけでなく、タバコを誤飲してしまう可能性もあるのでとても怖いんですよ!




赤ちゃんにとってどうしてタバコは怖いの?タバコの危険性は?

タバコの煙には有毒ガスと発がん性物質が含まれている

タバコの煙は2.5マイクロメートル以下の微粒子で、吸い込むと上気道で除去できずら肺の最深部まで到達して炎症を起こします

また、タバコの煙には放射線物質やホルムアルデヒド、アンモニアなどのガス、ニコチン、タール、ヒ素など約70種類の発がん性物質が含まれています。有毒ガスの一酸化炭素と濃い濃度で含まれており、有害物質が大量に含まれています。

そんな煙を、大人より体が未熟な赤ちゃんが吸うと思うと・・・想像するだけで怖いですよね。

 

タバコを吸う喫煙者の吐く息にも注意!

タバコの先から出る煙が体に悪いことはよく知られていますが、喫煙者が吐く息(呼気)や、タバコのにおいのついた衣服などにも注意が必要なのはご存知でしょうか?

タバコを吸ってから約1時間経っても呼気の中に有害物質が含まれており、その人が話したり咳をしたりすると、有害物質を周囲に撒き散らしていることになります。
また、タバコのにおいがついた衣服には、粒子状物質が付着しており、それを「残留タバコ成分(3次喫煙)」と呼ばれ、ぜんそくのある人などは発作の原因となることがあります。



家族がタバコを吸うことで赤ちゃんにどんな影響があるの?

ママがタバコを吸うと、赤ちゃんがニコチン中毒になる可能性がある

妊娠中や授乳中のママがタバコを吸うと、ニコチンが胎盤や母乳を通じて赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんがニコチン中毒になってしまいます。母親の喫煙によって、ニコチンが母乳へいく確率は母体の3倍にもなると言われています。

赤ちゃんがニコチン中毒になってしまうと、次のような症状が出るようです。
 

【赤ちゃんのニコチン中毒の症状】

・ニコチンが切れてくると不機嫌になる
・眠りが浅く夜泣きをする

など、大人と同じニコチンの禁断症状が現れます。

赤ちゃんの乳幼児突然死症候群のリスクが高くなる

乳幼児突然死症候群は1歳未満の赤ちゃんに起こる突然死です。
両親が喫煙する場合、吸わない家庭に比べて4.9倍もリスクが高まることがわかっています。

WHOは、突然死を避ける対策の一つとして「禁煙」をあげています。

日本でも、厚生労働省が乳幼児突然死症候群の予防としてタバコの注意を促しています。

たばこはSIDS発生の大きな危険因子です。
妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。
妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。
これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

引用:厚生労働省

タバコで赤ちゃんに様々な疾患が起こる可能性がある

タバコの煙を吸い続けると赤ちゃんに様々な疾患が起こってしまう可能性があります。

・中耳炎
・気管支炎、小児ぜんそく
・知能低下
・低身長
・アトピー性皮膚炎
・小児がん

赤ちゃんの体の機能は未熟なので、タバコに含まれている有害物質の影響を受けやすくなっています。

また、最近タバコによる影響でよく言われていることがADHD(注意欠陥多動障害)と呼ばれる発達障害です。
赤ちゃんが成長し、集団生活を始める3歳頃から顕著に現れてきて、落ち着きがなく言っていることの理解ができないような様子が見られます。



赤ちゃんの誤飲の1位はタバコ!飲み込んだ場合の影響は?

赤ちゃんに影響するのはタバコの煙ではありません。気をつけなければいけないのは、赤ちゃんがタバコを飲み込んでしまうことです!

赤ちゃんは何でも口に入れて舐めたりするので、手に届くところにタバコがあったり、道に落ちているタバコの吸殻などを拾って口にいれてしまう可能性があります。

厚生労働省が毎年実施している「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告制度」の平成24年度報告書によると、小児の誤飲事故はタバコが34年連続で最も多く報告されているとの事です。


出典:comamo.jp

 

この図を見ていただくと分かるように、毎年赤ちゃんの誤飲の1番多いものはタバコです。

タバコの誤飲の事例は次のようなものがあるそうです。

・タバコ1本がバラバラになっていたため、誤飲を疑い様子をみていたが嘔吐した。
・3時間目を離していた間にタバコを食べた。その後タバコの葉を含んだ嘔吐を2回。
・居間でタバコの吸い殻の入った入れ物を口にくわえて液を飲んだ。
・テーブルによじ登ってタバコを食べているところを兄が発見。
・幼い姉が離乳食にタバコの吸い殻を混ぜて9カ月の男児に食べさせた。
・タバコの吸い殻をコーヒー缶にためておいたが、その缶を飲料と間違えて摂取。
・書斎にあるタバコの吸い殻が入ったペットボトルを飲んだ。

赤ちゃんのタバコの誤飲はなぜ怖い?

赤ちゃんのタバコの誤飲が怖いのは、タバコに含まれているニコチンが有毒成分だからです。

ニコチンの致死量は

成人   40〜60mg
乳幼児  10〜20mg

タバコ1本に含まれているニコチンの量は種類によって違いはありますが、およそ1.2mgです。
しかし、これはフィルター越しに吸った時の量です。

そのまま口にしてしまうと約10倍のニコチン量になるので、タバコ1本でも赤ちゃんにとっては致死量になってしまうのです!

また、タバコそのものの誤飲よりも、タバコのニコチンが溶けだした水などを飲んでしまう方が危険なんです!
ニコチンが吸収されやすく、急性ニコチン中毒になってしまう危険性が高まってしまいます。

 

急性ニコチン中毒になると次のような症状が現れます。

■軽症~中等症

めまい、発汗、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、高血圧、縮瞳(瞳孔が過度に種縮する)、散瞳(瞳孔が過度に拡大する)

■重症

錯乱(感情や思考が混乱する)、興奮、昏睡状態、けいれん発作、呼吸筋麻痺、顔面蒼白、低血圧、命の危機につながる症状

このような場合は、直ちに病院に行って受診してください。

飲み込んだのがタバコの葉で、2cm以下であれば特別な処置が無い場合があるので、様子を見ても良いですが、心配な場合はすぐに病院に行く方が安心ですよ!

身体に入ったニコチンは24時間経つと全て体外にでるので、1日経って何も異常がなければ大丈夫です。

 

赤ちゃんがタバコを飲み込んでどうすれば良いか分からない時には?

どう対処すれば分からないときには、日本中毒情報センターに電話しましょう!
365日24時間受付なので、深夜や休日でも対応してもらえます。

日本中毒情報センター「たばこ専用電話」
TEL 072-726-9922

 

まとめ

・タバコの煙は赤ちゃんの成長に悪影響を与え、突然死のリスクも高める

・タバコの誤飲による事故が多く、1本のタバコでも赤ちゃんの命に関わる

・タバコの葉よりも、タバコが浸かっていた水の方がニコチン中毒の危険性が高い

 

赤ちゃんが産まれたら家族みんなで禁煙するのが1番の予防方法だと思います。また、家庭以外でもタバコの煙があるところに近づかないようにして、赤ちゃんの健康を守ってあげてくださいね。

 

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