夏はどんな人でも暑いと感じると思いますが、妊娠するといつもより体が火照っていたり、汗がたくさんでたりする方が多いようです。
そんな暑い日でも「妊婦は体を冷やしてはいけない」と言われませんか?
育児書などにも冷えないように腹巻やレギンスを着用した方が良いと書かれているものも多くありますが、暑い日でも着用した方がよいのでしょうか?
レギンスや腹巻を着用しない場合の冷え対策のできる服装などについてもまとめましたので、参考に夏の服装を考えてくださいね。
夏の妊婦は暑い?妊婦が体を冷やしてはいけない理由は?
妊婦は暑がり?その理由は?
梅雨が明けてからの夏の暑さは厳しく、本当に辛いですよね。
妊娠していない今でも夏になると出かけるのが嫌になるほどです。
妊娠中に体温が高くなり、暑さを感じる人が多いのは「ホルモンバランスの変化」が原因だとされています。
妊娠が分かってから、妊娠15週頃までは体内のホルモンバランスが変化するので、基礎体温は高温期が続きます。
妊娠初期でおなかが大きくないのに暑さを感じるのはこれが原因なんですよ。
一般的に妊娠中に高温期は15週頃で落ち着き、16週以降からは少しずつ基礎体温が下がり始めると言われています。
ただし、基礎体温の下がり始める時期には個人差があります。
早い時期に体温が戻る人もいれば、長期間高温期が続く人もいます。
お腹の赤ちゃんが大きくなってくると、体温は高温期ではなくなりますが、お腹が大きくなるため暑苦しく感じる方が多いようです。
中には、妊娠中にはずっと暑さを感じている人もいるということになります。
妊婦が体を冷やしてはいけない理由とは?
冬であれば、寒いので自然と冷えないように防寒対策をしている方がほとんどだと思います。
しかし、夏は何をしても暑いのでエアコンをつけたり、薄着で涼しい格好をする方がほとんどだと思います。
夏に薄着をしていると「妊婦なんだから冷やしたらダメ!」「靴下を履きなさい」など言われた経験はありませんか?
特に年配の女性の方は、心配をしてそのように言われることが多いです。
そもそも、なぜ妊婦は体を冷やしてはいけないのでしょうか?
それにはいくつか理由が考えられるのでまとめてみました。
- お腹が張りやすくなる
- 腰痛や便秘になりやすくなる
- 足がむくみ、つりやすくなる
- 初期につわりがひどくなる
冷えによってこのようなトラブルが起こると言われています。
特に、足首の冷えは子宮につながるとされているので、お腹だけでなく足首を冷やしすぎないように注意した方が良いのです。
子宮が冷えによって張りやすくなる
⇒ 切迫流産になる可能性が高まります
体の冷えによって良い影響はないということです。
夏の暑い日でも妊婦はレギンスや腹巻は着用した方がいい?
夏の暑い日には妊婦はどんな服装をしているの?
夏の暑い日には、妊婦の皆さんはどのような服装をされているのでしょうか?
チュニックにスキニーとかだったけど最近暑くてジーンズは嫌だから、家ではワンピだけ
外はワンピ+レギンスにサンダル
助産師に足は冷やすな!って怒られた。
だから夏でも靴下はいてる。
しかも短いスニーカーソックスじゃ意味ないらしく、長めのやつ。
暑いが、冷えると逆子になりやすいと言われしょうがなくはいてる
デニムばっかだったけど暑いから、ワンピにレギンスかデカめTシャツにカーゴパンツとか麻パンツ
※上記のコメントはこちらより引用
http://mamastar.jp/bbs/comment.do?topicId=1427735
画像引用:http://fashion-soleil.com/maternityfashion-summer201705
暑い日には、生地の厚いデニムなどの長ズボンは皆さん避けているようです。
口コミなどを見ていると多かったのは、以下のような服装でした。
- Tシャツ(タンクトップ)+カーゴパンツ
- Tシャツ(タンクトップ)+ひざ下スカート
- Tシャツワンピ
- ミニワンピ+レギンス
- チュニック+レギンス
- コンビネゾン など
できるだけ暑さを感じないように、サンダルを履くという方も意外と多かったです。
中には、お腹が大きいのにミニワンピ、ミニスカートだけ着用している方もいるようですが、裾が上がっているのでスカートがめくれて見えてしまうということで、下にレギンスを履く方が多い印象でしたよ。
夏でも妊婦はレギンスや腹巻は着用した方がいい?
画像引用:https://www.bellemaison.jp/
夏の暑い日に、レギンスや腹巻をすると体の冷えを防ぐことが出来ますので、着用した方が良いと感じますが、暑さを無理してまで着用する必要はないですよ。
暑いのに無理をして着用すると、体に熱がこもって熱中症につながる恐れもあります。
今から暑い中歩いて出かけないといけないと言う時には、わざわざ体を温めるようなものは着用しなくて良いでしょう。
そういった場合は、サンダルでも足元が冷えることはありませんのでサンダルでもOkだと思います。
夏にレギンスや腹巻などの体の冷えを防ぐアイテムを使用するのは以下のような場合で良いと思います。
- エアコンの効いている場所に行く時(スーパー、デパートなど)や
- エアコンを自宅でつけて過ごす時
もともと冷えを感じやすい人は場所に関係なく着用する方が良いと思います。
また、医師から指示されているような場合も着用した方が良いでしょう。
出かけている時に、短時間冷房の効いている所に行くくらいでは体は冷え切らないので、そんなに防寒対策をしなくても大丈夫ですよ。
長い時間涼しいところにいるなら、レギンス、腹巻、靴下などの冷え対策をして過ごす方が安心できると思いますよ。
私の体験談ですが、夏のお出かけの時にひざ下丈の半袖ワンピース+素足にサンダルという格好で出かけたことがあります。
薄手の腹巻きはしていたのですが、車の車内、デパートのエアコンなどで冷えてしまったのか、帰宅してから体調が悪くなった記憶があります。
個人差があると思いますが、自分では寒いと思っていなくても体が冷えてしまっていることがあるので長時間出かける時などは、特に服装に注意して出かけるようにしてください。
夏の妊婦の服装!レギンス、腹巻きなしでもOKの冷え対策は?
夏の妊婦の服装では、基本的にはお腹と足元が冷えなければ心配いらないと言われています。
レギンスや腹巻は体を温めるためにはとても有効なアイテムです。
靴下もはいた方が良いとされています。
暑くない人や、寒がりの方などは着用することがおすすめですよ!
着用なしでも良いが、必ず持参しよう!
夏の暑い時には着用しなくてもよいですが、外出する時には万が一のときのために持ち歩くようにしましょう。
他にも、素足で出かける場合も冷えてしまわないように靴下を持参した方が安心です。
サンダルの場合は、レッグウォーマーもおすすめです。
上半身よりも、下半身の冷えの方が妊婦には良くないとされています。
上半身は、ノースリーブや半袖にしてできるだけ涼しい格好をすると暑さがマシになると思います。
寒い時のためにカーディガンやストールなどがあれば寒さ対策ができますね。
スカートの丈は長めのものにする
レギンスは嫌!という方は、できるだけ長めの丈のスカートやワンピースを着用しましょう。
ミニ丈は下半身に冷気があたるので体の冷えにつながります。
ひざ下丈~マキシ丈くらいのものなら、外気が足にあたる面積が少なくなるので冷えにくいです。
長すぎる丈のものは、裾を踏んで転倒する可能性があるので自分に合った長さを選んで着用してください。
インナーを着用する
腹巻をしない代わりにインナーを着用することでおなかの冷えを防ぐことができます。
最近では、カップが付いているキャミソールなども多く販売されています。
そういった服を着用すると下着の締め付けもないので、妊婦さんにもおすすめです。
夏はブラジャーでさえも暑く感じてしまう方がいますので、できるだけ着る枚数は減らせる方がいいですが、インナーは汗を吸収してくれる役割もありますので、夏素材のものを着用してみてください。
まとめ
妊娠中の夏はとても暑いので、薄着をしたくなる気持ちはとても分かります。
下半身の冷えは体調不良につながりますので、注意して過ごした方がよいですが、無理してまで着用しなくても良いと思います。
いつでも冷え対策ができるように、準備はしておくと安心ですよ!
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