これから冬に出産を控えている方は、赤ちゃんの寒さ対策として、どうやって部屋を暖かくしてあげようか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
暖房、ガスヒーター、ストーブ、電気ストーブなどなど、暖房器具はいろいろあるので迷うのも仕方ありません。
私は第一子が12月に生まれて同じような疑問を持ち、いろいろ調べて一冬赤ちゃんと過ごしました。
その経験も踏まえて、冬生まれの赤ちゃんの室温や部屋を暖めるポイントなどについてまとめました。
冬生まれの赤ちゃんに適した室温は?
赤ちゃんに適した冬の部屋の温度は20〜22℃
赤ちゃんはハイハイができるようになるまでは、寝たままや座った状態で部屋の中で過ごすことが多いので、赤ちゃんにとって室温はとても重要です。
赤ちゃんに適した温度は20〜25℃程と言われていますが、季節によって違いがあります。
赤ちゃんに適した室温
夏場:25〜28℃
冬場:20〜22℃
が適温といわれています。
【春・秋は?】
春や秋は空調をつけなくても、自然のままの温度で快適に過ごせることが多いです。
それでも、日が暮れると気温と共に室温も下がりますので、20℃以下になるような日は暖房を使って部屋を温めてあげる方が良いでしょう。
最近では、エアコンで室温調節も簡単にできますが室温計がある方が赤ちゃんのいる部屋の温度を簡単にチェックできるので良いでしょう。
室温系も一緒になっているものが多いので、快適に過ごせるように湿度も確認できますよ。
赤ちゃんに快適な湿度は40~60%くらい
赤ちゃんの室温はどの位置で温度を測ると良い?
室温は部屋の中でも場所によって温度が異なります。
室温系を設置する場合は、赤ちゃんが過ごしている高さにしましょう。
布団で寝ているなら、床に近い部屋の下の方に。
ベッドの上ならベッドと同じくらいの高さにしましょう。
温かい空気は部屋の上の方にあがっていきますので、温度計が上の方に設置されていてベスト温度でも、床の方は温度が低い可能性があります。
また、赤ちゃんが快適に過ごせる湿度は40〜60%といわれているので、部屋が乾燥している時には加湿器をつけたり、濡れたタオルを干したりすると良いですよ。
乾燥するとウイルスや細菌に感染しやすくなりますし、鼻や喉の粘膜を傷めてしまうこともあるので、室温だけでなく湿度にも気をつけてあげましょう。
新生児の赤ちゃんは体温調節が苦手!
人間は、外気温に左右されずに体温調節をすることができます。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんは身体の機能が発達途中で体温調節が苦手なのです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、体温調節をスムーズに行うために必要な自律神経の働きが未発達で体も小さいので、気温の影響を強く受けやすく気温が下がれば体温も一緒に下がってしまいます。
赤ちゃんはハイハイなどで活発に動き回るようになってくる生後8ヶ月頃に、少しずつ体温調節ができるようになってきます。
それでも、大人に比べると体温調節機能は未発達なので、2歳頃までは大人が気を配ってあげることが大切です。
冬生まれの赤ちゃんの室温キープに!おすすめの暖房器具は?
赤ちゃんのお部屋を温めるときに、以前から家にある暖房器具を使おうと思っている方はそれを使えば良いと思います。
出産準備でいろいろお金がかかるので、暖房器具まで買い替えるのは負担が大きくなってしまいますからね。
暖房器具がなく、今から準備して買おうと思っている方は何を買うか参考になると思いますよ。
冬生まれの赤ちゃんにおすすめの暖房器具
エアコン
部屋を一定した温度で温めることができます。
広い部屋で赤ちゃんが過ごすときには、部屋全体を温めることができるのでオススメです。
温度設定も簡単にできるので、快適な室温に保つ事ができます。
上の方に設置するので、赤ちゃんが触ったりすることがなのでやけどやケガの心配もいりません。
部屋が乾燥しやすくなるので、加湿をした方が良いので、加湿器と一緒に使う事で電気代が高くなる可能性があります。
オイルヒーター
ヒーター内で温まったオイルが循環しているので室内に排気がでません。
部屋全体が暖まり、熱くなりすぎないので赤ちゃんがいる家庭におすすめの暖房器具です。
機械が赤ちゃんの力では倒れないので、転倒の心配も少ないようです。
また、使用中の音がほぼないので赤ちゃんの眠りを妨げないのも嬉しいところ。
暖まるまで時間がかかるので早めにつけて温めておくとよいですね。
床暖房
排気が出ずに、部屋全体が暖まります。
赤ちゃんがやけどする心配もなくハイハイするような赤ちゃんにもオススメです。
暖かいからと直に寝かせてしまうと低温やけどの恐れがあるので注意はしてください。
遠赤外線パネルヒーター
部屋全体が暖められて、表面温度も低いので赤ちゃんが触っても火傷の心配がいるません。
持ち運びができるタイプもあるので、使用したい部屋に移動させて使うこともできます。
赤ちゃんにおすすめできない暖房器具
ファンヒーター
ファンヒーターは熱風が吹き出しますので、吹き出し口がとても熱くなるので赤ちゃんが触るとやけどの心配があります。
使用するのであれば赤ちゃんが触らないようにサークルをつけてから使用してください。
石油ストーブ
赤ちゃんが近づいたり触ったりすると火傷のリスクがあります。
また、火を燃やして部屋を暖めているので、火事のリスクもあります。
石油ストーブは、上に水の入ったやかんなどを置いておくと加湿器代わりになるので湿度はバッチリだと思います。
赤ちゃんがいる時の使用には必ずサークルを使用するようにしてください。
ハロゲンヒーター
狭い部屋で使うのであればすぐに暖まるので良いですが、広い部屋には不向きの暖房器具だと思います。
また、転倒や火傷の恐れがあるので使用の際には注意が必要です。
ヒーターに近すぎると熱いので、離して使用するようにしてください。
コタツ
低温やけどや、脱水の可能性があります。
少し入れてあげるだけなら良いですが、コタツで長時間寝かせるのはやめましょう。
冬の赤ちゃんの室温の温め方は?おすすめグッズは?
赤ちゃんに向いている暖房器具がお分かりいただけたと思いますので、どれを使用しても良いと思いますが、部屋の暖め方にはポイントがあります。
赤ちゃんが快適に過ごせるように参考にしてみてください!
赤ちゃんのいる部屋は温めすぎない
赤ちゃんが寒そうだからと部屋を必要以上に暖めると、赤ちゃんがぐずったり、あせもや脱水症状にもつながる可能性があります。
赤ちゃんは手をあげて寝ることが多く、手が布団から出ているので冷えていることが多いです。
手足が冷えていてもお腹や背中が温かければ心配いりません。
心配な場合は体温を測ってあげて、赤ちゃんの平熱の36,5~37,5℃であれば大丈夫です。
体温に応じて服装を変えてあげたり、室温を見直しましょう。
赤ちゃんに直接暖房の熱や風が当たらないようにする
暖房器具からの熱風が赤ちゃんに直接あたってしまうと火傷や脱水症状、乾燥を引き起こすリスクが高まります。
床暖房の場合も直に赤ちゃんを置くことが無いように赤ちゃんの寝る場所を考えてあげましょう。
湯たんぽを有効活用しましょう
新生児の赤ちゃんは1日のほとんどを寝てすごしています。
布団の中にいることが多いので、寒かったり、体温が低かったりする場合には湯たんぽがオススメです。
程よい暖かさが長時間保て、赤ちゃんの脱水症状や火傷の心配も少ないですよ。
お湯が熱すぎると低温やけどをすることもあるので、60℃くらいのお湯がよいです。
電気毛布で布団を温めると、体が暖まりすぎて脱水症状を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。
スリーパーやおくるみなども活用できる
赤ちゃんを違う部屋に移動させることもあると思います。
まだ部屋が温まっていない時には、スリーパーやおくるみなどをつかって一時的に体を温めてあげることも必要です。
簡単に着脱できますので、体温調節もしやすいのであると便利ですよ。
まとめ
・新生児の赤ちゃんは体温調節ができないので、室温をしっかり管理!
・赤ちゃんにオススメの暖房器具は、
エアコン、オイルヒーター、床暖房、パネルヒーター
・赤ちゃんの体温に応じて部屋の温度や服装を見直してあげましょう。
住まれている地域によっても寒さが違うと思いますし、家にある暖房器具はうまく活用できると良いと思います。
赤ちゃんの安全面に配慮して快適なお部屋作りをしてあげてくださいね。
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