赤ちゃんがおもちゃやタオルなどをベロベロなめたり、口にいれたりしている姿を見たことがありますか?赤ちゃんらしくて可愛い仕草のひとつですよね(^^)息子はひもやタオルのタグが大好きでいつも口に入れていました(笑)
でも、どうして何でも口にいれるのか。何でも口に入れてしまうことで誤飲などの危険もあります。
今回は、なぜ赤ちゃんは何でも口に入れるのか、それはいつ頃の時期なのか、などについてまとめました。
赤ちゃんが何でも口に入れてしまう理由
1、哺乳反射の延長
赤ちゃんが産まれながらにして持っている反射行動の一つに『哺乳反射』というものがあります。生まれたばかりの赤ちゃんが母乳やミルクを飲めるのは、この反射のおかげです。
哺乳反射の中でも、口の周りに何かが触れると口を開ける反射、口の中に入れたものを吸う反射があるため、触れたものを口の中に入れて、ベろべろ舐めたり、吸うようになります。
こういった反射は、最後5~6か月頃に自然となくなるのですが、それまでに何でも口にいれる癖がついていることがあります。
2、口で物を確認している
赤ちゃんは大人に比べて視力も弱く、手で細かく触る脳力もまだ発達していません。その分、口の周りは手足より発達しており、物の形や感触を舌で見分けています。
口で物の感触を確かめることで、硬い・柔らかい・温かい・冷たいなどを判断しています。これを『共感覚』といいます。触覚刺激から受けた情報を視覚情報として共有することができる脳力で、この脳力が備わっているのは、基本的に赤ちゃんの時だけです。
共感覚は成長と共に消えていき、そのため大きくなると口にものを入れることがなくなるそうです。
3、歯茎がかゆいから
赤ちゃんの歯が生える時期には個人差がありますが、一般的には最後3~9か月頃に生え始めます。
歯が生え始めると、歯茎がむずがゆくなることがあるので、いろんな物をしゃぶったり、噛んだりすることで歯茎のかゆさや違和感を解消しようとしています。
何でも口に入れるのは、いつ頃から?
赤ちゃんが自分の手を認識しはじめる生後2~3か月頃から口に入れ始めますが、よく入れ始めるのは生後5~6か月頃が多いようです。
タバコや電池、薬などの誤飲などは、6~11か月が最も多いようですのできをつけてください。ハイハイをしだすと自分で動けるので、赤ちゃんの手が届くところに危険なものは置かないようにしてくださいね!
口に入れてはいけないもの、ということが分かるようになる3歳ころまでは口に入れてしまう可能性があるので注意が必要です。
口に入れるのはやめさせないといけない?
大きくなったら自然となくなる行動なので、無理にやめさせる必要はありませんが、衛生面や危険なものの誤飲には気をつけてあげましょう。
何でも口にいれるという行動は赤ちゃんにだけ備わった特別な能力で、生まれてからしばらくしかないので、赤ちゃんの能力をつぶしてしまわないよう、赤ちゃんもおもいのままに生活させてあげるのが良いと思います(*^^)