妊娠中は体調管理も気を付けていたはずなのに風邪で鼻水が止まらなくなってしまった!と悩んでいる方も少なくないでしょう。
そんな時まずは、早く鼻水を止めて治したいですよね。
また、薬を使用して早く治したいと思っている方もいるかもしれませんが、お腹の中に赤ちゃんがいるわけですから、使用しても良いのかとても気になると思います。
今回は、妊娠中に早く鼻水を止める方法、妊娠に使用できる市販薬はあるのか調べましたので是非参考にしてください。
妊娠中に風邪をひいて鼻水が止まらない!原因や赤ちゃんへの影響は?
妊娠中に鼻水が止まらなくなる原因は?
妊娠前は風邪もあまり引かず鼻水にも困っていなかったのに、妊娠してからなぜか風邪をひいて、さらには鼻水が止まらない!
妊娠中だからこそ、お腹の中にいる赤ちゃんへの影響も凄く心配だし止まらないということは何か病気なのかな?と心配になりますよね。
妊娠中に鼻水が止まらない原因というのは、もちろん『風邪』という原因もあるのですが、妊娠中の鼻水は、ホルモンバランスの変化による『妊娠性鼻炎』というものがあります。
鼻水以外の症状がない場合(例えば発熱・咳)は妊娠性鼻炎でしょう。
妊娠性鼻炎は、妊娠5~7カ月(妊娠中期)以降に起こることが多いのです。
元々アレルギー性鼻炎を持っている方はもっと早い時期から、また人によっては出産後にも発症することがあります。
そして風邪をひいた場合の、赤ちゃんへの影響なのですが、鼻水は赤ちゃんへの影響はありません!
また、風邪症候群の原因であるウイルスや細菌がおなかの赤ちゃんへ影響することもありません。
妊娠中の風邪の症状のよっては赤ちゃんへ影響が出る場合も
高熱が出た
38℃以上の高熱が出た場合、体力がかなり消耗されますよね。
妊娠後期に38℃以上の高熱が出てしまうと子宮収縮が起こって、切迫早産を招くリスクが高まってしまいます。
また、40℃以上の高熱が3日以上続く危険な場合は、胎児への影響もあるとされています。
そして、発熱自体は羊水を通じて赤ちゃんにも伝わるのです。
ママが高熱を出した場合、体温が上昇しますよね。
そうすると、羊水の温度が上がり、赤ちゃんの心拍数が上がってしまうのです。
咳が出る
妊娠中の風邪の症状で注意したい症状の一つです。
咳をするとお腹に圧力がかかりますよね。
そのためお腹が張りやすくなってしまうのです。
(軽い咳程度なら心配はいりません。)
下痢をしている場合
多少お腹が緩いぐらいでしたら大丈夫です。
何日も酷い下痢が続くなどの場合、子宮の収縮を招き、流産へつながってしまうケースもあります。
風邪の症状によって酷い場合には、流産・切迫早産などになってしまいます。
妊娠中の体は自分一人の体ではありません。
これから産まれてくる大切な赤ちゃんのためにもしっかりと体調管理をしたいですね。
微熱や、鼻水、軽い咳、多少お腹が緩いなどであればゆっくりと体を休め、様子を見るのもいいでしょう。
風邪の症状が2、3日経ってもよくならない、症状が悪化してしまった、38℃以上の熱が出ている、皮膚や口の中に発疹などができているという場合は早急にかかりつけの産婦人科に受診しましょう。
妊娠中の風邪!鼻水を早く止めて治す方法はある?
妊娠中の風邪で、鼻水を早く止めて治す方法についてですが、まずは薬に頼らずにおばあちゃんなどから教わったような昔からある風邪の治し方というのを実践してみましょう。
風邪を治してしまえば、風邪が原因の鼻水も止まります!
お家で暖かくして、保温して、栄養と水分をとってゆっくり寝るということが一番大切です。
妊娠中のお母さん、そしてお腹の中にいる赤ちゃんにとっても一番負担のない、一番いい治し方になります。
では、昔からある風邪の治し方の詳しい方法を説明していきたいと思います!
食べ物で自然治癒力を高める
体の免疫力を高めるためには、栄養価の高い食べ物を食べると良いでしょう!
ビタミンCを補給
「ビタミンC」が不足で起こる風邪もあります。
まずは「ビタミンC」がたっぷりと含まれている
アセロラ・パセリ・ピーマン・ブロッコリーをたくさん食べてみてください!
アセロラはジュースが飲みやすく、つわりがひどい人にもおすすめですよ。
はちみつ
はちみつを直接なめたり、はちみつの成分が入った飴を舐めるのもいいでしょう。
喉の炎症を抑えてくれますね。
食事
普段の生活に欠かせない食事も大切です。
上にも書きました、「ビタミンC」を含む野菜を食事に取り込んだり、
梅干しを食べたり、生姜をすりおろしたのを、お茶やお湯に混ぜて飲むのもとても効果的です。
または、
- ひたすら厚着をする
- 保冷剤、氷をわきの下に挟む
- 氷を、おでこの上に乗せる
- 梅干し入りの熱いお茶を飲む
- はちみつレモンのお湯割り(ポッカレモン)を飲む
このような方法が、風邪を治すには最適です!
だいたい2~3日で風邪は治ると思うのですが、このような方法を試してみても風邪がなかなか治らない場合は、病院を受診した方がいいでしょう。
また、妊娠中の風邪で診察するには、産婦人科に行った方がいいでしょう。
毎回の健診で見てもらっている先生に、風邪の症状を説明した方が、あなた自身に合った、妊娠中でも飲んでいい薬をいただけます。
普段通っている産婦人科に行けない場合、他の病院で受診する場合は、妊娠中であるということを必ず伝えるようにしましょう。
妊娠性鼻炎の場合の鼻水の鼻水を止める方法
妊娠性鼻炎の場合は、以下のような方法をおこなうと鼻水が止まりやすくなると言われています。
鼻を温める
横になり、温めたタオルを鼻のつけねに乗せる。
お風呂に入る際、湯船にゆっくりと浸かる。
鼻うがい
水を鼻から吸って口から出します。
人によっては難しいかもしれません。
鼻拡張テープ
鼻拡張テープを貼ると、鼻の通りがよくなります。
薬局などに売っています。
このような治し方があります。
ですが、これらのことをやってもなかなか治らず、
「数週間続く」
「酷すぎて、夜眠れず睡眠不足などの影響が出る」
という場合には、かかりつけの産婦人科へ相談しに行きましょう。
妊娠中の風邪で鼻水が止まらない時に使用できる市販薬はある?
妊娠中の風邪で鼻水が止まらない時に、使用できる市販薬はあるのでしょうか?
できれば薬に頼って一刻も早く治してしまいたいですよね。
ですが、皆さんご存知の通り、妊娠中というのは薬の使用には慎重にならないといけません。
何でも自分の判断で、この薬は使えるだろうと飲んでしまうとお腹の赤ちゃんへ何かしらの影響を及ぼしてしまう場合があるかもしれないからです。
市販の鼻水薬の飲み薬だけではなく、スプレータイプの消毒薬や塗り薬や貼り薬といった体の中に入れない薬でも、注意が必要になります。
薬の中に入っている成分によっては、妊娠中は使えないものが配合されている可能性が大いにあります。
ですので、医薬品を使う際にはしっかりと成分を確認し、医師・薬剤師に使っても大丈夫なのかということを相談しましょう。
そして、妊娠中の風邪には市販薬ではなく漢方薬を使うという手もあります。
漢方薬を使う際にも、妊娠中であるということを必ず伝えましょう。
まとめ
妊娠中の風邪・鼻水について調べてまとめましたがいかがでしたでしょうか?
妊娠中の鼻水というのは「妊娠性鼻炎」という可能性もありますよ。
妊娠中の風邪・鼻水そして、妊娠性鼻炎は治し方もあるのですが、それを実践してみても治らない場合にはいずれにせよ、かかりつけの産婦人科に受信しましょう。
最後までご覧くださりありがとうございました。
関連記事
妊娠中に風邪をひいた時にとりたい栄養や食べ物は?栄養ドリンクはOK?
妊娠中にインフルエンザになったら⁈予防接種はできるの?母体や赤ちゃんへの影響は?