出産が無事に終わり赤ちゃんとの生活がスタートすると、いろんな方からお祝い金やお祝いのプレゼントををいただくと思います。出産のお祝いには内祝いとしてお返しをするのがマナーですが、いつまでにお返しを準備して渡せばよいのでしょうか?また、お返しの相場やのしや命名札の書き方は?オススメの内祝いもご紹介します!
出産の内祝いはいつまで?マナーはある?
出産の内祝いとは?
内祝いは本来、「内々の祝い」「身内の祝い」という意味があり、赤ちゃんが産まれた喜びを分かち合うために、お祝いを頂いた親しい身内や友人になどへ贈り物をすることを言います。
出産の内祝いを贈る時期は?
主産のお祝いは大体、赤ちゃんの生後1週間~1か月までの間にいただくことが多いと思います。
内祝いをするのは、赤ちゃんが産まれてから生後1か月頃に贈るのが一般的です。
しかし、産後は赤ちゃんのお世話や家事でいろいろと忙しく準備が間に合わない時もあると思います。
遅くても生後2か月頃までには贈るようにしましょう。
出産前に時間があるのであれば、どんなものにしようか一度お店やサイト、内祝い用の通販の本などを見ていくつかピックアップしておくと良いかもしれませんね。
手渡しできる方には、お祝いをいただいたお礼を直接伝えて渡しようにしましょう。遠方の親戚や友人など、直接渡すことができないような方には配送して送るのでも問題はありません。しかし、事前に電話やメールなど内祝いを贈ることを伝えておくと良いでしょう。その時に再度、お祝いをいただいたお礼を伝えると◎ですよ。
内祝いを贈るのが遅れてしまった場合?
内祝いの準備が遅くなり、生後2か月以上経ってから内祝いを贈ることになってしまった、という場合にはお詫びの言葉を伝えるようにしましょう。お詫びの言葉を添えたお礼状を一緒に送ると丁寧ですよ。
〈例文〉
拝啓
(――― 時候のあいさつ)お変わりなくお過ごしの事とお喜び申しあげます。
その節は○○の出産に際しましては、お心遣いをいただき誠にありがとうございました。
すぐにお礼を申し上げる所、ご挨拶が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
おかげさまで、順調に成長しています。
是非、一度遊びにいらしてください。
まだまだ寒さが厳しいですが、くれぐれもご自愛ください。
お礼まで
敬具
出産祝いを後からいただいた時には?
友人などから久しぶりに会った時にお祝いをもらった、赤ちゃんの誕生を後から知ったなど後からお祝いをいただくこともあると思います。
そのような場合には、いただいてから1か月以内にその都度お返しを準備して贈るようにしましょう。贈りは他の方と同様でかまいません。お返しするのが遅れないように気をつけましょう。
出産の内祝いのお返しの相場は?のしや命名札はどう書けばよい?
出産の内祝いのお返しの金額の相場は?
出産の内祝いは、お祝いにいただいた額の半分~1/3程度の金額を目安にお返しするのが一般的です。
ママとの関係性でいただく金額は違ってきていると思いますが、大体いただく金額の相場は
・親戚 1万~3万円
・親友 1万円
・友人、知人 5千~1万円
・同僚、会社関係 5千~1万円
・近所、隣人 3千~5千円
プレゼントも大体これくらいの金額のものをいただくことが多いと思います。
両親や親族からはもっと高額頂くことがあるかもしれませんが、相場はこれくらいです。
お返しを買う時には、
・親戚 5千~8千程
・親友 3千~5千程
・友人、知人 2~3千円程
・同僚、会社関係 2~3千円程
・近所、隣人 千~2千円程
くらいの金額のものを贈るのが良いと思います。安すぎても高すぎてもいけませんので、大体相場あたりの金額で購入するようにしてください。
出産の内祝いの『のし』はどうする?
出産の内祝いの品物には、紅白の蝶々結びの水引がついたのし紙を使います。
表書きには「内祝」、名前の部分には生まれた子供の名前を書くようにしましょう。
双子の場合には、兄弟の順に右と左に並べて二人の名前を書くようにしましょう(右が兄)
のしに名前を書くことは、お祝いをいただいた方に子どもの名前を披露することも兼ねています。読み方が分かるように子どもの名前の横にはふりがなもつけるのが一般的です。
両親の名前を書く必要はありません。
内祝いに命名札は必要?
『命名札』とは、短冊状の命名紙に赤ちゃんの名前を書いた札で、現在では出産の内祝いに添えて相手に渡すものという認識が一般的です。地域によっては、知人の家に赤ちゃんが産まれたら命名札を頂き、家の目立つところの貼るという習慣が残っているようです。
最近では、命名札をカジュアルにした『命名カード』にする方も多く、名前や生年月日、顔写真やメッセージが載せられている方もいるようです。
命名札は古くから日本で使われていたようですが、最近では省略される方もいます。なくてもマナー違反ではありませんが、昔からの習慣が残っているような地域では一緒に渡す方が良いでしょう。
習慣がなければ省略することも可能ですが、内祝いは赤ちゃんの名前をお披露目する機会でもありますので。できれば命名カードやメッセージカードなど付けて渡す方が望ましいですよ。
出産の内祝いはどんなものが喜ばれる?オススメを紹介!
出産の内祝いは、もともと身内のお祝いのおすそ分けで紅白饅頭などの縁起物が多くありました。
最近の内祝いには、タオルや食べ物、実用的なものなど様々なものが選ばれています。
予算や相手の好みなどもあると思いますので、全員同じものではなく喜んでもらえるものを贈るようにすると良いでしょう。
具体的にはどんな内祝いのギフトが良いの?
タオル
いくらあっても困らないタオルは定番ですよね。最近ではオシャレなブランドのものや可愛いキャラクターのもの、名入れができるものなど種類も様々です。贈るかたの好みに合わせてデザインやカラーなど選ぶとよいですよ。
MARLMARLのオシャレな手ぬぐいのお返しはいかがでしょうか?手ぬぐいって肌に優しくていろいろと使い勝手も良いので、1枚家にあると便利なものです。オシャレで名入れもできるのでオススメですよ。
お菓子
食べてなくなるものなので、いただいて困る方はいません。家族が多い方には小分けに入っているものやみんなで分けてたべられるようなものがオススメです。
一人暮らしの方には、コーヒーや紅茶がセットになったものなども良いですよ。
食器類
お皿たマグカップなど普段の生活で使ってもらえそうなものを選んだり、自分では買わないようなオシャレなデザインのものも喜ばれると思います。
調味料、お米など食べ物
近所の方や隣人の方には調味料やドレッシングなど使ってなくなるものが良いですよ。値段も手ごろなものが多いので、選びやすいですよ。
その他
その他には、相手に赤ちゃんや小さい子供がいるのならお子さんが使えるもの(ブランケット、子育て用品)や、エプロン、トートバックなど相手の好みや必要そうなものを選んであげるのも良いですよ。
まとめ
・内祝いは赤ちゃんが生後1か月頃にお返しするのが一般的。遅くても生後2か月までに!
・お返しが遅くなった時にはお詫びの手紙を添えると丁寧
・お返しの金額の相場はいただいた金額の半分~1/3程の金額のもの
・内祝いのギフトは実用的で相手の好みに合わせたものが◎
お返しが遅くならないように、ネットやカタログなどを有効に利用して内祝いの準備をするようにしてくださいね(^^)
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