出産後はママの体調が戻るまで一人で赤ちゃんのお世話をしたり、家事をすることが大変だという理由から自分の実家に里帰りし、近くの産院で出産しようと考えている方も多いのでないでしょうか?特に初めて妊娠、出産をされる方は分からないこともたくさんあるので、経験者である自分の親がそばにいてくれるだけで心強いと思います。
しかし、旦那の身の周りのことや家事など心配なことも多く、できれば出産ギリギリに里帰りしたいと思っている方も多いと思います。私も里帰り出産をしましたので、その時の経験も参考にまとめましたので一度チェックしてみてください。
里帰り出産はいつからすればいい?
里帰り出産は事前に予約が必要
里帰り出産を考えている方は事前に出産の予約が必要になるところがほとんどです。予約の時期は産院によって様々ですが、早いところは妊娠8週頃~20週頃までなど期限が決まっています。この期限を過ぎてしまうと予約ができなくなることが多いので、事前に産院のホームページや電話で確認するようにしてください。
出産までに出産する産院で健診をする必要があることも多いので、今後のスケジュールを立てるためにも早めに確認して予約しておくようにしましょう。
妊娠30~35週頃が目安
里帰りする時期については、家庭の都合やママの体調などによって異なるようですが、だいたいの方が遅くても妊娠35週までには里帰りをしているようです。
妊娠36週以降は妊婦健診も週に1回になりますので、出産をする産院に近い実家にいる方が万が一の時にも安心です。妊娠1か月前くらいにはいつ生まれてもおかしくない期間に入りますので、35週までには里帰りをすることが望ましいと思います。
私の出産した産院では、遅くても妊娠34週までに里帰りをして健診に来るように言われていましたので、私は33週頃に余裕を持って実家に帰りました。
切迫早産の方などはもう少し早めに帰る方が安心だと思いますので、医師に相談して帰る時期などを決めると良いでしょう。
家族で相談して
あまり早くに里帰りをしてしまうと、残された旦那さんが一人になり、食事や洗濯など大変な思いをすることになります。仕事から帰って家のことを一人でするとなると、家の中も荒れ果ててしまいそうで心配な方もいると思います。
里帰りの時期については、夫婦でしっかりと相談して決め、ママがいない間に家事などしてもらえるようにお願いしておく方が良いでしょう。里帰り中に喧嘩になったり、仲が悪くなる夫婦が多いと聞きますので、そうならないようにもしっかりと話し合って帰る期間を決めるようにすると良いですよ。
また、自分の実家にもいつ頃からお世話になるということも前もって伝えておくようにしてくださいね。
里帰りをするのはいつまで?
産後の1か月健診が目安
出産後1か月間は、ママの体力や体の機能も戻っていませんのでゆっくりと過ごすことが望ましいです。初めて出産された方は、赤ちゃんのお世話にも慣れていないので、自分の身体を休めながら赤ちゃんとの生活に慣れる期間でもあります。育児に慣れていない上に、自分の体調が戻っていないのに家事をすることは思っている以上に大変です。
産後は『産褥期』という安静にしたほうがいいとされている期間があり、個人差がありますが約6~8週間はゆっくりとした生活をする方が良いのです。この時期に無理をして体を動かすと、体の回復が遅くなると言われています。
多くの方は産後1か月にある『1か月健診』が終わるのを目安にされているようです。1か月健診は出産した産院で行いますので、産後1か月はママや赤ちゃんもできる限り出かけることを避け家でゆっくりすごしましょう。
産後1か月経って、ママや赤ちゃんの体調が順調なら生活環境が変わっても大丈夫と思う方が多く、1か月経てばママの体も戻って普段の生活ができるようになります。
1か月健診が目安ですが、産後2~3か月ほど実家にいる方もいますので参考に帰る時期を決めてください。
帰るのが遅いとパパとしての自覚がなくなる?
産後の里帰りが長いとパパが子育てに参加できず、パパとしての自覚を持てなくなるということが言われています。
二人で暮らしている家と実家が近くであれば、すぐに会いにいくことができるので赤ちゃんにもたくさん触れ合って子育てもすることができますが、遠距離で全く会えないという方は注意が必要です。
生まれてから1か月経つだけでも赤ちゃんの成長には変化が見られますので、一緒に成長を共有できるように連絡をこまめに取り合ったり、写真を送ったりできるだけ子育てに参加しやすい状況を作っておくようにすると良いと思います。
ママとパパで子育てに温度差があると、実家から帰ってきてもギクシャクすることがあるそうです。
ママはどうしても赤ちゃんの方に気持ちがいきがちですが、旦那さんの気持ちも考えて帰る時期は夫婦で話し合って決めるようにしてくださいね。
里帰り中の生活費はどうするの?
実家に生活費を払う方が気持ちが良い!
産前産後を自分の実家でお世話になるので、生活費を払った方が良いのか?自分の実家だから要らない?など迷われている方もいると思います。
これにはいろんな意見があるようですが、結婚して世帯が別になっているので払った方がいい、少なくとも自分の食費などが加わるのでその分くらいは払う、など様々です。
自分の親に迷惑をかけたくないという方は里帰り前にある程度の金額を親に払っているようです。初めに渡しておいた方が、気兼ねなく気持ちよく生活ができると思いますよ。
実際に、産後はいろいろ面倒をみてもらいますし、冬場であれば暖房器具などで電気代もかかってきます。後になって払ってほしい、と言われることはないと思いますが、親としても払おうとしてくれる気持ちが嬉しいと思いますよ。
1か月にいくら払う?
里帰りの生活費を払おうと考えている方は、どれくらいの金額にしようかと迷うと思います。
これには個人差はありますが、1か月2~3万円ほどを払っている方が多いようです。
食費を含めて、1日1000円ほどと考えておくと良いでしょう。もしも里帰り中、上の子を連れて帰る場合には、自分の分の半分程度をプラスして渡すようにするのが一般的だと言われています。
あまり多すぎても、自分の親ですから受け取って困ることもありようです。
産前産後で2か月ほど実家に滞在するのであれば5万円~多くても10万円ほどが良いと思います。
私自身は産前~産後まで3か月実家に帰りました。1か月に3万円くらいと、冬で光熱費がかかりそうだったので全部で10万円を払いました。
受け取る時には「そんなのいいのに~」と言ってすこしためらっていましたが、きっとしっかりと生活費として使ってくれたと思います(^^)
お金の渡し方は?
封筒は必要?
お金の渡し方は時に決まっていませんが、お金をそのまま渡すのは失礼ですので、必ず封筒に入れて渡すようにしてください。
祝儀袋でなくてもよいですが、祝儀袋を選ぶ時には紅白の蝶結びのものを選んでください。きれいな無地の封筒などでも良いですので、きりのよい値段のお札を包むようにしてくださいね。
渡す時期は?
生活費を渡す時期は、里帰りをする前か、里帰りから帰って来るときが多いようです。どちらかというと、里帰り前の方がおすすめです。初めに払っておいた方が両方気持ち良く里帰り生活をスタートすることができると思いますし、最後に渡そうと思っていて忘れてしまった、なんてことになったら大変です。
誰が渡す?
基本は、旦那さんから渡すようにしましょう。「妻がお世話になります。宜しくお願いします」とお願いを伝えてから渡すと、旦那さんの株も上がるでしょう。最後に渡すのであればしっかりお礼を伝えて渡してください。
仕事などで旦那さんから直接渡せない場合は、ママが代わりに「旦那から預かってきた」としっかり伝えて渡すようにしてくださいね。後日会ったときに再度お礼を伝えると良いと思います。
まとめ
・遅くても妊娠35週までには里帰りし、出産に備えましょう。
・産後の帰る目安は「1か月健診」が終わってから。それまでは実家で安静に過ごすのが理想。
・里帰りが長すぎると夫婦の仲が悪くなることも。期間はしっかり話し合って決めましょう。
・里帰り中の生活費は払った方が気持ちよく実家で生活ができる。親への負担を減らしましょう
親しき中にも礼儀ありですよ!里帰りする期間は、実家と旦那さんとしっかりと話し合いをしてくださいね。