生まれたばかりの赤ちゃんは首もすわっておらず、仰向けでずっと寝ているだけですが、成長とともに体も活発に動かすようになり、横向きになりたがっている様子を見せ始めればもうすぐ寝返りをするかもしれませんね(^^)赤ちゃんがコロコロと転がっている姿はとても可愛いですよね!
今回は、赤ちゃんの寝返りをする時期や注意点などについてまとめました。
赤ちゃんの寝返りとは?
『寝返り』とは、仰向けの状態から、自力で腰をひねって体をクルッと回転させてうつぶせになる動作のことをいいます。
赤ちゃんの首がすわってから、体を左右にゆすったり、横を向いたりできるようになると寝返りの準備が整います。寝返りができたということは、体が成長している証です!
赤ちゃんの寝返りはいつ頃から?
赤ちゃんは、生後5~6か月頃に寝返りを始めるのが一般的です。早い子では3~4か月ころに始める子もいます。しかし、寝返りをするには、首がすわり、肩・腰・腕の筋肉が発達する必要があるため、個人差が大きいです。
特に、体重が重たい赤ちゃんは、寝返りを始める時期がゆっくりになる傾向があります。最後1歳を過ぎてから寝返りを始める赤ちゃん、ハイハイやおすわりと同時に寝返りを始める赤ちゃんも少なくありません。
首すわりとは違い、寝返りを始める時期が遅くてもそれほど心配する必要はありません。中には、生後2頃に寝返りを始める赤ちゃんもいます。この頃は運動機能が発達しているからではなく、偶然が重なった結果といえるので、本格的に動き出すのはもう少し後だと思います。
寝返りの練習は必要?
寝返りを始める時期が遅くても、焦って練習させる必要はありません。中には寝返りをしないで、大きくなる赤ちゃんもいますが、その後の成長過程で不具合があるわけではありません。
赤ちゃんが寝返りをしないのは、寝返りをするだけの運動機能が育っていないからなので、無理やり練習させると赤ちゃんがケガをする危険があります。体が成長すれば勝手に寝返りするようになります。
練習をさせる場合は、赤ちゃんの体に負担がかからず、赤ちゃんが嫌がらない程度にしてください。
寝返りの練習を始める時期は?
どうしても他の子よりも遅れているのが心配なようであれば、赤ちゃんとのスキンシップをかねて練習してみると良いと思います。
寝返りの練習を始める場合、首が完全にすわってから行ってください。赤ちゃんのケガのリスクを考え、首すわりが完成するまでに練習することは絶対に避けましょう!
練習を始めるタイミングは、赤ちゃんが寝返りの仕草を見せるようになった頃です。赤ちゃんの寝返りは、まず腰をひねって足を横に振り、その勢いを使って上半身を回しています。そのため、練習をする時も下半身から始めるようにしてください。
練習のやり方
1、片足を持ち上げる
2、持ち上げた足を、もう片方の足の上に交差させ、腰をひねらせる。(体が横向きの状態になるようにする)
3、腕と肩を持ち、体の向きを動かしてうつ伏せにさせる
赤ちゃんが嫌がったり、泣いたりしたらすぐにやめましょう。おもちゃを使ったり、自分の力で途中から回れたときには褒めてあげたり、いろいろ試してみてください。
また、服を何枚も着ている時は動きづらいので、薄着の方が寝返りしやすいようです。お風呂上りにやってみても良いかもしれませんね(^^)
寝返りを始めたら注意すること
赤ちゃんの窒息に注意
寝返りを始めたばかりの赤ちゃんは、自力でうつ伏せになれても、寝返り返りで仰向けにもどることができない場合があります。うつぶせのままでいると窒息する恐れがあり危険です。
寝返りはいつするのか分かりませんので、寝返りの仕草をしているようであれば目を離さないようにしましょう。また、赤ちゃんの周りにクッションや枕、ぬいぐるみなどがあると窒息のリスクが高まるので余計なものは置かないようにしてください。
転落に気をつける
ソファーや柵のないベッドの上に寝かしたまま、赤ちゃんを一人にしてしまうと、少し目を離した瞬間に、寝返りをして転落してしまう可能性があります。赤ちゃんが寝返りをやりだしたら、落ちないような安全な場所で寝かせてあげるようにしてください。
寝返りの時期には個人差がありますので、焦らず長い目で見守ってあげてください(^^)